脳みそあげます!

エンパシーって大事

きぃからから きぃくるくる

※今回は記事というより覚書に近しいです。

下手の横好き

 突然ですが、スキナンは地味な手作業が苦手です。より詳しくいうと、楽しくても不器用ゆえに、工作とか物作りが下手なのです。根気は人一倍あると自負していても、指先がとっ散らかるものだから、時間が大層かかるのです。学校で裁縫やら美術やらがありましたが、毎回時間いっぱい以上かかってしまい、諦めて途中にしたり、家族に手伝ってもらったりしておりました。ちなみに、絵のセンスが皆無でありまして、太陽は全部黄色、空はいついかなるときも水色に塗るようなタイプでした。スキナンの中には夕方とか朝ぼらけは存在しないのでした。

 そんなスキナンですが、手作業自体は好きだったりするのです。たとえばイラストロジックとか、順番に指定された色を塗るようなものは暇があるとなんとなく数時間やってしまうような人間です。下手なのに。多分、他人と関わらなくてよくて、なおかつ集中できて、終わると謎の達成感があるものが好きなんでしょう。そういう意味では、一人でできるゲームをするのも好きです。最近The Witness という島一面にパズルが散りばめられていて、問答無用でひたすらパズルをさせられるゲームにもハマりましたが、画面酔いしやすいスキナンには1回30分しかできず、悩みの種であります……

 話が逸れてしまいました。手作業系の中で、不器用なスキナンにも少しだけ腕に覚えがあるものがあるのです。それは、ミサンガ作りです。詳細は省きますが、学生時代、運動系の部活に属していた時分に、願掛け的な意味合いで、文字の入ったミサンガを定期的に作らされていたのです。スキナンは不器用なので苦戦しましたが、一人で10本とか作れば、流石に手順も覚えるし、流れ作業になるもので、その頃を思い出して、十数年ぶりにミサンガを再び作ってみようと思ったわけです。

ミサンガ作りあるある

 ミサンガを作るにあたり、スキナンは大体長さを測った刺繍糸をテーブルやボードに貼り付けて編んでいくのですが、紐が長いと先がどこかで絡まったり、埃がついたり、引っ張ったときに切れたり……こういうトラブルってありますよね。それから、隣の紐を巻き込んだり、隣の隣の紐を編み込んでしまい、ほどき直す……こういうトラブルもありませんか? ありませんって人間にはさいですか、すごいお人だなや、としかいえないのですが、スキナンは不器用なので、なにかしらのトラブルが起こります。
 せめて、糸が一定の長さで保たれて絡まなければいいのに……

 スキナンはそこで、「機織りする人が使うような手に持つヤツ(名前がわからない)」があれば、この煩わしさがまとめてなくなるのでは? と思いあたったのです。インターネットを探し回ること数時間。見つけてしまったのです。お助けアイテムを。それは、タティングシャトルタティングレースというレース編みに使用する小さな糸ホルダーなのです。

 なにがどう解決したのか、写真で見た方が早いので、お見せします。これです。
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 ご覧の通り、各糸を全てシャトルに巻いて、机の端にぶら下げるだけです。これの便利なところは、シャトルから糸が勝手に出ていかないこと。そして、シャトルの重みで各糸がピンと張るので、糸の取り違えが減ること。そして、これは編んでいるときですが、軸糸は引っ張らなくてもよくなるということです。(軸糸はシャトルの重みで下に落とせば、巻き糸だけを引けばいいので作業が楽)
 この綺麗に並ぶ糸を見てください。煩わしさがかなりなくなりました。f:id:SUKINANAMAE:20220130132540j:plain
 
 ちなみにこのシャトルにはほつれをほどくための角が付いているのですが、痛いかもしれないので、そういう人間は角なしタイプをすすめます。シャトルにボビン(ミシンの下糸とかに使う小さな丸い糸巻き)をはめ込むタイプはおそらく糸が引っかからずに出ていってしまうので、買うときはボビンなしの直巻きタイプを入手してください。シャトルに自分で糸を巻いていく必要がありますが、これはこれで楽しいですよ。タティングレースもミサンガの4字編みを空中でやっているようなものなので、興味が湧けばレース編みにも挑戦できます。

おわりに

 というわけで、今回はスキナンが考えた最強のミサンガ制作環境についてでした。ミサンガみたいなちまちましたもん作れるかコラァ、みたいな人間も、このシャトルを使えば気分はまるで鶴の恩返し、細い糸でも目が揃えば楽しくなってくるものです。指先でなにかをすることはボケ防止にもなるし、手作り◯◯はなにもチョコレートとかマフラーだけではないのです。それに、ミサンガくらいならそこまで重くない……はずです(髪の毛とかを織り込むのはやめましょう)。
 もう少し時間があったらミサンガの説明でもしようかと思いましたが、動画で見た方が早いと思うので、今回はお預けします。
 それでは人間のみなさん、さようなら。